空の境界 第六章 忘却録音
からのきょうかい だいろくしょう ぼうきゃくろくおん
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作品あらすじ
「白状するとね、式。わたしって特別なものが好きなの。っていうより、禁忌と呼ばれるものに惹かれる質みたいなんだ」
少女がそう、と白状したのは、既に深く実の兄を本気で真面目に愛してしまっていた時だった。
けれどなぜか、その大切なきっかけを忘れていた。
聡明かつ可憐にて謙虚さを繕い、故に非の打ち所無く、ともすれば無敵だったかもしれなかった彼女の、それは出発点だった。
計画は完璧。粛々と進行中。兄に妹として認識される前に遠く離れ、己を磨き、一人の女性として出会う・・・・・・
しかして、その幼気(いたいけ)な願いは、しごくあっさりと両儀式という存在によって打ち砕かれる。
今、不本意なことに彼女は、式を駆逐する為、自ら蒼崎橙子を師と仰ぎ魔術の修行に身を投じたコトが思いっきり裏目に出て、とある事件を追いかけ当の本人と行動を共にする羽目に。
かくして、持ち前の生真面目さと利発さから、余計なことにうっかり本質に近付き過ぎてしまったり。その相手がどんなモノかも知らぬまま。
その危うさと情熱と無防備さが彼女の最大の魅力だと、果たして自身は気づいているのだろうか。
決して嫌いではない式、けれど兄を奪い、あまつさえ危険な目にさらしてしまう式。その式を大切にする兄。
複雑な思いを抱えた彼女は、事件を経て、複雑に生きているのは自身だけではない、という至極当たり前の事を思い知る。
同時に複雑だからこそ、あえて純粋に単純にどこまでも普通であろうとする彼の、深い孤独も知る。
登場するのは妹と兄、彼女と教師と女生徒と魔術師と妖精。
彼らが紡ぐのは、誰かを思う、という糸で織られていく、刹那の物語。【公式サイト他参照】
少女がそう、と白状したのは、既に深く実の兄を本気で真面目に愛してしまっていた時だった。
けれどなぜか、その大切なきっかけを忘れていた。
聡明かつ可憐にて謙虚さを繕い、故に非の打ち所無く、ともすれば無敵だったかもしれなかった彼女の、それは出発点だった。
計画は完璧。粛々と進行中。兄に妹として認識される前に遠く離れ、己を磨き、一人の女性として出会う・・・・・・
しかして、その幼気(いたいけ)な願いは、しごくあっさりと両儀式という存在によって打ち砕かれる。
今、不本意なことに彼女は、式を駆逐する為、自ら蒼崎橙子を師と仰ぎ魔術の修行に身を投じたコトが思いっきり裏目に出て、とある事件を追いかけ当の本人と行動を共にする羽目に。
かくして、持ち前の生真面目さと利発さから、余計なことにうっかり本質に近付き過ぎてしまったり。その相手がどんなモノかも知らぬまま。
その危うさと情熱と無防備さが彼女の最大の魅力だと、果たして自身は気づいているのだろうか。
決して嫌いではない式、けれど兄を奪い、あまつさえ危険な目にさらしてしまう式。その式を大切にする兄。
複雑な思いを抱えた彼女は、事件を経て、複雑に生きているのは自身だけではない、という至極当たり前の事を思い知る。
同時に複雑だからこそ、あえて純粋に単純にどこまでも普通であろうとする彼の、深い孤独も知る。
登場するのは妹と兄、彼女と教師と女生徒と魔術師と妖精。
彼らが紡ぐのは、誰かを思う、という糸で織られていく、刹那の物語。【公式サイト他参照】
作品情報・関連情報
【出演声優情報】
坂本真綾(両儀式 役)
鈴村健一(黒桐幹也 役)
本田貴子(蒼崎橙子 役)
藤村歩(黒桐鮮花 役)
水樹奈々(黄路美沙夜 役)
置鮎龍太郎(玄霧皐月 役)
【楽曲情報】
<ED>「fairytale」/Kalafina
【放送情報】
<原作>奈須きのこ「空の境界」(講談社ノベルス)
<監督>三浦貴博
<キャラクター原案>武内崇
<監督>三浦貴博
<キャラクター原案>武内崇
<キャラクターデザイン・作画監督>須藤友徳/小笠原篤
<脚本>平松正樹(ufotable)
<脚本>平松正樹(ufotable)
<音楽>梶浦由記
<美術監督>衛藤功二
<美術監督>衛藤功二
<撮影監督>寺尾優一・松田成志
<3D監督>中村慎太郎
<公開時期>2008年12月