戦争童話 キクちゃんとオオカミ
せんそうどうわ きくちゃんとおおかみ
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作品あらすじ
満州、今の中国の一隅に狼がいた。若い時は、50匹以上の群れを率いて、狩りをしていた狼も、今は、年老いてなかなか餌をとる事が出来なかった。老いさらばえて醜態をさらすより、自殺を考えていたのだ。その時、満州国を追われた、日本人の一行に出会う。しかも女子供が中心の、一団だ。最後のごちそうだと、狼は後をつけた。
日本人の一行は、敵に襲われ、次第にバラバラになってしまう。そこで、狼はキクちゃんという4才の女の子と出会う。女の子は狼を自分の家にいた犬と間違え甘えてきたり、金平糖などをくれたのだ。狼は自分の子供を思い出し、キクちゃんを襲えなくなってしまった。
キクちゃんは話し始めた。日本が戦局を拡大し中国に領土を広げている頃にはよかったが、お父さんを戦争に取られ、ソ連が満州を攻めてくるようになると、もう日本に帰るより仕方が無かった。しかし、引き揚げはなかなか進まず、民間人も自力で脱出するしか無くなってしまったのだ。
貨車にギュウギュウ詰めにさせられ、でも途中の駅で降ろされ、歩いて港を目指していた。しかし老人と女子供が中心の団体は、満州人にいじめられ、やがてキクちゃんも、お母さんとはぐれてしまった。しかもどうやらキクの体も何かの病魔に冒されているらしい。
狼は優しいキクを見捨てる事が出来ずに、背中におぶい日本人達の行きそうな場所へ行く事にした。途中には、日本人の死体が山のように重なっていた。やがてキクの症状はさらに重くなり、体が燃えているようだ。キクはここで死んでしまうのだろうか。そして狼がとった行動とは。【公式サイト他参照】
日本人の一行は、敵に襲われ、次第にバラバラになってしまう。そこで、狼はキクちゃんという4才の女の子と出会う。女の子は狼を自分の家にいた犬と間違え甘えてきたり、金平糖などをくれたのだ。狼は自分の子供を思い出し、キクちゃんを襲えなくなってしまった。
キクちゃんは話し始めた。日本が戦局を拡大し中国に領土を広げている頃にはよかったが、お父さんを戦争に取られ、ソ連が満州を攻めてくるようになると、もう日本に帰るより仕方が無かった。しかし、引き揚げはなかなか進まず、民間人も自力で脱出するしか無くなってしまったのだ。
貨車にギュウギュウ詰めにさせられ、でも途中の駅で降ろされ、歩いて港を目指していた。しかし老人と女子供が中心の団体は、満州人にいじめられ、やがてキクちゃんも、お母さんとはぐれてしまった。しかもどうやらキクの体も何かの病魔に冒されているらしい。
狼は優しいキクを見捨てる事が出来ずに、背中におぶい日本人達の行きそうな場所へ行く事にした。途中には、日本人の死体が山のように重なっていた。やがてキクの症状はさらに重くなり、体が燃えているようだ。キクはここで死んでしまうのだろうか。そして狼がとった行動とは。【公式サイト他参照】
作品情報・関連情報
【公式サイト】http://www.shin-ei-animation.jp/sensoudouwa08/
【出演声優情報】
川澄綾子(キクちゃん 役)
島本須美(お母さん 役)
吉田小南美(広太郎 役)
くまいもとこ(ヨッちゃん 役)
岩田安生(吉田のジィ 役)
佐藤しのぶ(吉田のジィの妻 役)
菅原淳一(橋本さん 役)
野沢雅子(オオカミ 役)
楠見尚己(父親 役)
華木ミヤ(母親 役)
坂戸こまつな(子供 役)
吉田小百合(子供 役)
布目貞夫(男性 役)
趙正達(指揮官 役)
程波(中国兵 役)
曹理(中国兵 役)
さとうあい(ナレーション 役)
【放送情報】
<原作>野坂昭如
<画>黒田征太郎
<総監督>やすみ哲夫
<監督>平井峰太郎
<企画>杉山登、加藤良雄
<キャラクター>関修一
<作画監督>大武正枝、山崎タケル
<美術監督>西田稔、田崎万里子
<撮影監督>箭内光一
<編集>三宅圭貴音響監督:大熊昭
<音楽>相良まさえ
<効果>武藤晶子
<プロデューサー>今川朋美、山田俊秀
<脚本>やすみ哲夫
<制作会社>シンエイ動画
<放送時期>2008年8月